なぜ今、経営者・専門家に「本を出す」ことが求められるのか
SNSやブログが普及した現代でも、「本を出している」という事実は別格の信頼をもたらします。著書は名刺の100倍強い自己紹介ツールであり、以下の3つの効果をもたらします。
- 信頼性・権威性の確立:著書があるだけで、初対面の見込み客から「この人は本物だ」という認識が生まれます。士業・コンサルタント・専門家にとって、第一印象を大きく変えるコンテンツです。
- 集客・採用への直接効果:Amazonに著書が掲載されることで、Google検索・Amazon内検索の両方から問い合わせが来るようになります。「本を読んで連絡した」という高確度の見込み客が集まりやすい構造です。
- 自社ノウハウの体系化:社内のノウハウを本にまとめることで、社員教育の教材になり、組織全体の底上げにもつながります。
「いつか書こう」と思いながら数年が経つ方は非常に多いです。本を書く最大の障壁は才能でも文章力でもなく、「どこから始めるかがわからない」という入口の問題です。以下の7ステップがその答えです。
本の書き方|7ステップ完全解説
以下の7ステップは、「ゼロから2〜5万字の実用書を書き上げる」ための手順です。STEP1〜3の設計フェーズに全体の半分の時間をかけることが、途中で止まらないための最大のポイントです。
STEP1|テーマと読者を徹底的に絞り込む
多くの人が最初にやってしまう失敗は、「テーマが広すぎる」ことです。「経営改善の本を書く」「税務の本を書く」「健康の本を書く」といった大テーマでは、何を書けばいいか途方に暮れてしまい、筆が進みません。
読者を一人に絞ることが、書き続けられる原稿の第一歩です。
- 悪い例:「中小企業の経営改善について書く」
- 良い例:「創業3年以内の飲食店オーナーが、月商の壁を突破するための資金繰りと集客の方法を書く」
- 悪い例:「ダイエットの本を書く」
- 良い例:「30代女性が糖質制限をムリなく続けるための90日プログラムを書く」
読者のプロフィール(年齢・職業・現在の悩み・本を読む動機・読んだあとにどうなりたいか)を紙に書き出すと、書くべき内容が自然と絞られてきます。「テーマを絞りすぎると読者が減るのでは?」という心配は不要です。むしろ絞るほど「自分のための本だ」と感じた読者が強く反応し、口コミや評価につながります。
STEP2|本のゴールを一文で設定する
「この本を読み終えたとき、読者にどう変わってほしいか」を一文で書きます。このゴールが全章の軸になります。ゴールが曖昧なまま書き始めると、章と章の繋がりが薄くなり、読者に「で、結局何が言いたいの?」と感じさせてしまいます。
ゴール文の具体例は以下の通りです。
- 「読者が、本を読んだ翌日から採用コスト削減に向けて具体的なアクションを取れている」
- 「読者が、確定申告への不安なく、自分で帳簿をつけられる状態になっている」
- 「読者が、3ヶ月間の食事管理プログラムを自分で設計できるようになっている」
このゴール文を執筆中も手元に置き、「この内容はゴールに近づいているか?」と自問することで、脱線と無駄な章を防ぐことができます。
STEP3|目次(章立て)を作る
全体を6〜10章に分け、各章で伝えることを1行で書きます。目次が完成すれば、あとは埋めるだけです。目次は原稿の設計図であり、書き終えるための最重要ツールです。
- 第1章:読者の悩み・課題を提示(「あなたのことが書いてある」と感じさせる)
- 第2〜3章:原因・背景を解説(なぜその問題が起きているのかを掘り下げる)
- 第4〜7章:解決策・方法論を展開(具体的なノウハウ・ステップを伝える)
- 最終章:まとめ・次のアクション(読者が今日から動けるよう締めくくる)
目次作成の鉄則:各章タイトルに「読者がどうなれるか」という便益を入れること。「第3章:財務管理の基本」よりも「第3章:3つの数字を見るだけで資金繰りがわかる」の方が、読者が読み進める動機になります。目次作成には1〜2週間かけても損はありません。ここに時間を投資すると、後の執筆スピードが劇的に上がります。
STEP4|各章の見出しを作る
各章を3〜5個の小見出しに分けます。見出しが決まれば、あとは各見出しの下に500〜800字書くだけです。原稿を「一気に書く」のではなく、「見出しの下を一つずつ埋める」という感覚に変えると、心理的ハードルが大幅に下がります。
見出し作成のコツは、読者が抱く「疑問」「不安」「知りたいこと」を見出し化することです。「節税対策はいつから始めるべきか?」「なぜ売上が増えても手元にお金が残らないのか?」のように問いかけ形式にすると、読者が自然と先を読みたくなります。
30章分の見出しが揃えば、原稿の骨格はほぼ完成です。あとは肉付けするだけです。
STEP5|書く(1日1見出し法)
1日1見出し(500〜800字)を目標に書き続けます。完璧を目指さず、とにかく初稿を完成させることが最優先です。多くの人が「うまく書けない」と手が止まりますが、初稿は「あとで編集する素材」だと割り切ることが大切です。誤字があっても、言い回しが変でも、前に進むことを最優先にします。
- 朝30分の執筆を習慣化する(会議前・通勤前など、毎日同じ時間帯に設定する)
- 音声入力(スマホの文字起こし機能)を使うと、話すスピードで原稿が進む
- 1見出し書き終えるごとにチェックを入れ、進捗を目で見えるようにする
- 「今日は1行だけ書く」という日があっても、ゼロにしないことを最優先にする
1日500字ペースで書けば、3万字の原稿は約2ヶ月で完成します。週5日書いても3ヶ月以内が目安です。「毎日書く」という習慣が定着するまでの最初の2週間が最も重要です。
STEP6|推敲・校正する
初稿が完成したら、最低3日は時間を空けてから読み返します。書いた直後は「自分が言いたいこと」に引っ張られて客観的に読めないためです。以下の3点を重点的にチェックしましょう。
- 論理のねじれ:前の章と矛盾していないか、話の流れが唐突でないかを確認する
- 専門用語の多用:業界の常識が読者には伝わらないことがある。略語・専門用語には必ず注釈を入れる
- 具体例の不足:「重要です」「大切です」という抽象表現は、数字・事例・エピソードに置き換える
可能であれば、ターゲット読者に近い第三者(同業でない知人など)に読んでもらい、「わかりにくかった部分」をフィードバックしてもらうのが最も効果的です。プロの校正者への依頼(相場は1万字あたり5,000〜1万円程度)も品質向上に有効です。
STEP7|出版する(KDP・POD)
原稿が完成したら、KDP(Kindle Direct Publishing)で出版します。表紙・商品説明文・カテゴリ設定が売上に直結するため、この工程は丁寧に行いましょう。
- 表紙:サムネイルで第一印象が決まる。文字が小さすぎないデザインにし、タイトルが一目でわかるようにする
- 商品説明文:「こんな悩みを抱えている方へ→この本で解決できること→読後の変化」の3段構成で書く
- カテゴリ・キーワード設定:適切なカテゴリに設定することで、Amazon内のランキング上位を狙いやすくなる
- 価格設定:電子書籍は500〜1,500円、紙書籍(POD)は1,200〜2,500円が一般的な相場
- 初動集中施策:出版直後の数日間にレビューと購入を集中させることで、ランキングが上昇しやすくなる
書き始める前に確認する|原稿執筆チェックリスト
書き始める前・執筆中・完成後それぞれで確認すべき項目です。すべてにチェックが入ったら、出版準備に進みましょう。
- 【書く前】読者のプロフィール(年齢・悩み・動機・読後の変化)を紙に書き出した
- 【書く前】本のゴールを一文で書けた
- 【書く前】目次(章立て)を6〜10章で完成させた
- 【書く前】各章の見出しを3〜5個ずつ作れた
- 【書く前】1日の執筆目標(文字数または見出し数)を決めた
- 【執筆中】推敲は後回しにし、初稿完成を最優先にしている
- 【執筆中】音声入力・箇条書きなど、手が止まらない書き方を取り入れている
- 【完成後】3日以上空けてから読み返した
- 【完成後】専門用語・略語に注釈を入れた
- 【完成後】抽象表現を数字・具体例・エピソードに置き換えた
- 【完成後】第三者に一度読んでもらいフィードバックをもらった
途中で止まる人が陥る3つの失敗パターン
本を書こうとした多くの方が途中で挫折する原因は、主に3つです。自分が当てはまるパターンを把握しておくだけで、対策が立てやすくなります。
- 失敗①:完璧主義で手が止まる:「うまく書けない」「表現が稚拙だ」と感じて手が止まるパターンです。初稿は60点でいいと割り切り、まず最後まで書くことを最優先にしてください。推敲はSTEP6で行います。
- 失敗②:構成が決まっていないまま書き始める:目次を作らずに書き始めると、何を書けばいいかわからなくなり途中でストップします。STEP3の目次作成に1〜2週間かけることが、後の執筆スピードを上げる最善の投資です。
- 失敗③:一人で抱え込み誰にも見せない:「完成したら見せよう」と思っているうちに、誰にも見せずモチベーションが低下していくパターンです。目次ができた段階で信頼できる人に見せると、完成への責任感が生まれます。
文章が苦手な人のための3つの対策
- 話した内容を文字起こしする:スマホの音声入力・ボイスメモを活用して「書く」のではなく「話す」ことで初稿を作る方法は、多忙な経営者・専門家に特に有効です。話した内容をそのまま貼り付け、後から文章に整えます。
- 箇条書きから始める:文章を書く前に、伝えたい内容を箇条書きにする。箇条書きを文章に変換する方が、ゼロから文章を書くよりも圧倒的に楽です。専門知識があるほど効果を発揮します。
- 出版代行を活用する:「知識はあるが書く時間がない」という経営者・士業の方には、ヒアリングを受けるだけで原稿を作成してもらう方法が最も効率的です。詳しくは出版代行とは?費用・選び方をご覧ください。
書けない方は、話すだけでOK
cortis出版では、ヒアリングをもとにAIと人間の編集で原稿を作成します。10万円(税込)で企画〜出版まで一括サポート。電子書籍+紙書籍の両方に対応しています。
よくある質問
Q. 原稿は何文字くらい必要ですか?
実用書として成立するには2〜5万字程度が目安です。Kindle電子書籍なら1万字程度でも出版可能ですが、読者の満足度と著者としての信頼性を考えると2万字以上を推奨します。紙書籍(POD)として出版する場合は3万字以上が自然な厚みになります。
Q. 書き終わるまでどのくらいかかりますか?
1日500字ペースで3ヶ月、1日1,000字ペースで1〜2ヶ月が目安です。多忙な経営者・士業の方が自力で書く場合、6ヶ月〜1年以上かかるケースも少なくありません。出版代行を活用すれば、ヒアリング後2〜4週間で原稿が完成します。
Q. 文章を書いたことがなくても出版できますか?
できます。重要なのは文章のうまさではなく、読者の役に立つ知識・経験があるかどうかです。実際に出版されている本の著者の多くは、特別な文章スキルを持っていない方です。文章が苦手な方は音声入力や出版代行の活用をおすすめします。
Q. Kindle電子書籍と紙書籍はどちらがよいですか?
目的によって異なります。名刺代わりに手渡ししたい・信頼構築が目的なら紙書籍が効果的です。印税収入・Amazon集客が目的なら電子書籍が拡散しやすい傾向があります。cortis出版では電子書籍+紙書籍(POD)の両方に対応しており、同時出版を推奨しています。
Q. 出版後、どうやって読者に届けますか?
Amazonのカテゴリ・キーワード設定の最適化、SNS・ブログでの発信、既存の顧客・メルマガ読者への告知が基本の3本柱です。出版直後にレビューと購入を集中させる「初動集中施策」が、ランキング上昇に最も効果的とされています。
Q. 自費出版と何が違いますか?
従来の自費出版は出版社経由で数十万〜数百万円かかりますが、KDP(Amazon)を活用した現代の個人出版は、初期費用を大幅に抑えられます。各社のサービス内容と費用の比較はKDP出版代行おすすめ比較をご覧ください。
Q. 本を出すことで、具体的にどんな集客効果がありますか?
「著者」という肩書きは、ウェブサイト・名刺・SNSプロフィール・メディア露出など、すべての接点で信頼性を高めます。特に士業・コンサルタント・専門家の方は、書籍をきっかけとした高単価案件への問い合わせが増えるケースが多く見られます。
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まずは無料相談から
「本を書きたいけれど何から始めればいいかわからない」「原稿はあるが出版のやり方がわからない」「忙しくて書く時間がない」——どんな段階でもお気軽にご相談ください。現状のヒアリングから、最短ルートをご提案します。
本の書き方で止まったら、原稿整理から出版まで相談できます
構成、章立て、本文の順番、読者に伝わる表現で迷う場合は、出版前に原稿の役割を整理すると進めやすくなります。cortis出版では、10万円から相談できる出版代行範囲をもとに、企画整理、原稿づくり、電子書籍化、紙書籍・ペーパーバック対応、問い合わせ導線まで一緒に設計できます。

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