このテーマを、あなたの本や出版導線に変えたい方へ
cortis出版では、専門知識・経験・既存コンテンツをもとに、Kindle出版、紙の本、書籍LP、SEO記事導線までまとめて設計します。原稿がない段階でも相談できます。
本記事は、出版・書籍づくり・著者ブランディングの導線として読めるよう、要点を整理してお届けします。
電子書籍は、まだ会ったことのない読者に見つけてもらうための本です。

紙書籍は、目の前の見込み客から信頼してもらうための本です。
この2つを同時出版すれば、一冊の原稿を「販売商品」と「営業資産」の両方として活用できます。
電子書籍と紙の本のどちらを出すべきか迷ったとき、読みやすさや価格だけで比較するのは十分ではありません。重要なのは、出版後に誰と接点をつくり、どのような行動につなげたいかです。
たとえば税理士なら、検索やSNSから電子書籍を読んでもらい、初回面談では紙書籍を手渡す設計ができます。コンサルタントなら、セミナー参加者に紙書籍を配り、巻末のQRコードから個別診断へ誘導できます。印税だけでなく、相談、商談、講演、採用につながるところまで考えることで、出版費用を回収できる可能性が広がります。
電子書籍と紙書籍は「どちらか」ではなく役割で選ぶ
「電子書籍と紙の本はどっちが売れるのか」という問いに、すべての著者に共通する答えはありません。電子書籍は検索、SNS、Amazon内検索などから新しい読者との接点を増やしやすく、紙書籍は商談やセミナーなどの対面場面で専門性を形として伝えやすいからです。
全国出版協会の2024年市場推計では、国内の電子出版市場は前年比5.8%増の5,660億円でした。一方、紙の書籍市場も5,937億円あります。電子出版市場には電子コミックなども含まれるため単純比較はできませんが、読者との接点が電子と紙の両方に存在することは明らかです。出典は全国出版協会「2024年度事業報告」で確認できます。
- 電子書籍のみ:検索、SNS、メルマガから広く届けたい人に向いています。購入後すぐ読め、本文中のURLを直接クリックしてもらえる一方、商談で手渡すことはできません。
- 紙書籍のみ:面談、紹介、セミナー、採用説明会など、対面での信用形成を重視する人に向いています。一方、購入直後に読める利便性や本文リンクのクリック性では電子に劣ります。
- 電子書籍と紙書籍の同時出版:Web上の発見から対面での信頼形成まで、一冊の内容でつなぎたい人に向いています。特に経営者、士業、コンサルタント、講師など、高単価サービスを扱う人と相性のよい選択です。
Amazon KDPでは、電子書籍とペーパーバックを無料でセルフ出版できます。ただし、「無料」とはKDPへの出版手続きに利用料がかからないという意味です。原稿の編集、校正、表紙、EPUB、紙面組版を専門家へ依頼する場合は、別途制作費がかかります。また、電子版と紙版は別々に審査されるため、同時に申請できても、同じ日時の販売開始が必ず保証されるわけではありません。
電子書籍と紙書籍を同時出版する7つのメリット
1つ目は、異なる読者層へ届けられることです。スマートフォンで手軽に読みたい人には電子書籍、画面を長時間見ることが苦手な人や書き込みながら読みたい人には紙書籍を用意できます。著者側の都合で形式を一つに限定せず、読者に選択肢を渡せます。
2つ目は、販路と接点を増やせることです。電子書籍はAmazon内検索、SNS、ブログ、メールマガジンとの連携に向いています。紙書籍はAmazonでの販売に加え、商談、セミナー、研修、紹介先への送付などにも使えます。単に販売形式が二つになるのではなく、オンラインとオフラインの接点を一冊でカバーできます。
3つ目は、著者の専門性を可視化できることです。Webサイトに「専門家」と書くだけでは、知識の深さは伝わりにくいものです。体系化された書籍があれば、課題の捉え方、専門領域、解決方法を読者が確認できます。特に紙書籍は、机の上に残り、社内で回覧され、紹介相手へ渡される可能性があります。
4つ目は、営業活動に繰り返し使えることです。紙書籍を初回商談の前後に渡せば、限られた面談時間ですべてを説明する必要がありません。相手が書籍を読んだ状態で次の面談に進めば、著者の考え方を共有したところから具体的な相談を始められます。本が大量に売れなくても、見込み客との商談で繰り返し使えれば営業資産として意味があります。
5つ目は、紙書籍の販売在庫を抱えずに済むことです。KDPペーパーバックは注文後に印刷製本され、印刷コストは売上に対するロイヤリティから差し引かれます。そのため、一般販売用に数百冊を先に印刷し、倉庫で保管する必要はありません。必要に応じて著者用コピーを注文する場合を除き、販売在庫の前払いと発送作業を避けられます。詳細はAmazon KDP公式の印刷コスト解説で確認できます。
6つ目は、制作工程の重複を減らせることです。企画、原稿、編集方針、タイトル、表紙コンセプト、著者プロフィール、販売情報は電子版と紙版で共通化できます。電子版を出した数か月後に紙版をゼロから企画するより、最初から両形式を想定したほうが、表現やブランドのずれを防ぎやすくなります。
7つ目は、印税以外の収益機会を設計できることです。電子書籍の巻末URLから無料資料へ、紙書籍のQRコードから相談予約へつなげれば、顧問契約、講座、講演、研修などへの導線を持てます。販売部数だけで出版の成否を判断せず、QR流入数、相談数、商談時の配布数、書籍経由の成約数まで測ることが重要です。
同時出版向きかを判断するチェック項目
- Web検索やSNSから新しい読者と接点をつくりたい
- 商談、セミナー、紹介、採用で手渡せる資料がほしい
- 専門知識を一冊にまとめ、説明時間を短縮したい
- 印税以外に相談、講座、顧問契約への導線をつくりたい
- 電子版と紙版のブランドを統一したい
3つ以上当てはまるなら、電子書籍と紙書籍の同時出版を検討する価値があります。
経営者・士業・専門家ほど紙と電子の併用が効く理由
経営者、士業、コンサルタント、講師が提供するサービスは、購入前に品質を判断しにくいという特徴があります。税務顧問、経営支援、研修などは、物販のように商品を手に取って比較できません。そのため、価格を説明する前に「この人は自分の課題を理解している」と感じてもらう必要があります。
税理士なら、「節税全般」のような広いテーマより、対象業種や成長段階を絞った本が有効です。電子書籍をブログやSNSからの入口にし、読者限定チェックリストへ誘導します。面談では同じ内容の紙書籍を渡し、相談後も手元に残る状態をつくります。専門領域が狭くても問題ではありません。読者数が少ないテーマほど、見込み客との適合度が高くなる場合があります。
コンサルタントなら、セミナー内容を一冊に整理し、参加者へ紙書籍を配布します。巻末QRコードの遷移先は「お問い合わせ」ではなく、「5分でできる経営課題診断」など、次の行動が具体的にわかるページにします。電子書籍では同じ特典へテキストリンクを設定し、媒体別のパラメータを付ければ、紙と電子のどちらが相談に貢献したか判別できます。
経営者なら、創業ストーリーや経営理念を電子書籍で広く公開し、紙書籍を採用候補者や取引先へ渡せます。採用ページだけでは伝えきれない意思決定の背景や価値観を共有できるため、応募数だけでなく、入社後のミスマッチを減らす材料にもなります。
講師や専門家なら、書籍の一部を講座教材として使えます。読者限定のワークシートや解説動画を用意し、書籍から体験講座へつなげれば、本は単体商品ではなく教育サービスの入口になります。
このとき避けたいのは、「本を出せば自然に顧客が増える」と考えることです。書籍の末尾に次の行動が書かれていなければ、読者は読了して終わります。出版前に相談、資料請求、講座申込、採用応募など、読者に取ってほしい行動を一つに絞りましょう。
商談・セミナー・Web集客での具体的な使い分け
同じ内容を電子と紙で出版しても、渡し方とCTAまで同じにする必要はありません。読者が本を手に取る場面に合わせて、役割を分けます。
- SEO・ブログ:課題を検索している人へ関連記事を届け、電子書籍の商品ページまたは無料サンプルへ誘導します。まだ著者を知らない人との最初の接点です。
- SNS・メールマガジン:書籍の一節やチェックリストを紹介し、すぐ購入できる電子書籍へつなぎます。スマートフォン上で読者の行動を完結させます。
- 初回商談:相手の課題に合う章を示しながら紙書籍を渡します。「よければ読んでください」で終わらせず、次回面談までに読んでほしい箇所を伝えます。
- セミナー:紙書籍を参加特典または教材として配布し、巻末QRコードから個別診断や相談予約へ誘導します。参加者が帰宅した後も接点を残せます。
- 紹介営業:既存顧客や提携先に紙書籍を渡し、「この課題を抱えている方がいれば、この本をお渡しください」と依頼します。口頭説明だけに頼らない紹介ツールになります。
- 採用活動:電子版は採用ページやSNSで公開し、紙版は会社説明会や最終面接で渡します。理念への理解度を高める用途です。
効果測定では、電子書籍用URLと紙書籍用QRコードに別々の計測パラメータを設定します。記事内CTAについても、導入直後、メリット説明後、費用説明後、記事末でリンクを分ければ、どの説明が相談につながったか確認できます。
追うべき数字は販売部数だけではありません。電子書籍の商品ページへの遷移数、紙書籍の配布数、QRコードの読み取り数、特典の登録数、相談完了数、成約数まで記録します。これにより、「100冊売れたが相談はゼロ」と「20冊の配布から2件相談が入った」を区別できます。
同時制作で共通化できる工程と、別々に作るべき工程
「両方作ると費用も作業も単純に2倍になるのでは」と心配する方は少なくありません。しかし、すべての工程を二重に行うわけではありません。原稿とブランド設計は共通化し、読書環境に関わる部分だけを媒体別に制作します。
電子版と紙版で共通化できる工程
- 出版目的と想定読者の設定
- 章立て、原稿執筆、編集、校正
- タイトル、サブタイトル、表紙コンセプト
- 著者プロフィールと著者写真
- Amazon掲載用の紹介文、検索キーワード、カテゴリー案
- 読了後に案内する相談、特典、講座などの基本設計
電子書籍で個別に必要な工程
- EPUBデータの制作と端末別表示確認
- 文字サイズに応じて改行位置が変わる可変レイアウトへの対応
- 目次、脚注、外部URLなどのリンク設定
- スマートフォンでも読みやすい画像サイズと配置の調整
紙書籍で個別に必要な工程
- 判型、縦書き・横書き、余白、ノンブルの設定
- ページごとの改行、改ページ、図表位置の調整
- ページ数に応じた背幅を含む表紙データの制作
- 印刷用PDF、裁ち落とし、フォント埋め込みの確認
- スマートフォンで読み取れる大きさと余白を確保したQRコードの配置
電子書籍用のEPUBをそのまま紙へ変換すると、見開き、余白、改ページが崩れやすくなります。反対に、紙面PDFをそのまま電子書籍にすると、スマートフォンで文字が小さくなり、読みにくくなります。内容は共通でも、最終データは別々に最適化する必要があります。
原稿を書く時間がない場合は、ゼロから執筆する必要はありません。既存のブログ、メールマガジン、講演資料、研修資料、動画の文字起こし、インタビューを材料にできます。重要なのは、資料をそのまま並べることではなく、特定の読者が一つの課題を解決できる順番へ再構成することです。
制作を依頼する場合は、企画、編集、校正、EPUB、紙面組版、表紙、KDP入稿、販売設定のうち、どこまで料金に含まれるか確認してください。代行範囲と選び方は出版代行とは?費用・選び方、サービス比較はKDP出版代行おすすめ比較でも詳しく解説しています。
費用・印税・在庫はどうなる?数字で比較
出版代行の費用は、原稿の完成度、ページ数、編集の深さ、デザイン、紙書籍対応、販促支援によって変わり、一般的には10万円から100万円程度まで幅があります。安いか高いかだけでなく、原稿整理、校正、EPUB、紙面組版、表紙、入稿後の修正がどこまで含まれるかで比較する必要があります。
KDPへの登録と電子書籍・ペーパーバックのセルフ出版自体は無料です。しかし、自力出版でも執筆時間、校正、画像準備、データ制作、入稿エラーの修正といった負担は発生します。代行費用は「Amazonへ登録する料金」ではなく、読者が購入できる品質のデータを制作し、販売開始まで進行する費用と考えると判断しやすくなります。
電子書籍のロイヤリティは、条件に応じて35%または70%です。70%の場合も売価がそのまま著者の収入になるわけではなく、税や配信コストなどが計算に影響します。詳しい適用条件はAmazon KDP公式「電子書籍のロイヤリティ」で確認してください。
Amazon.co.jpのペーパーバックは、希望小売価格が999円以下なら50%、1,000円以上なら60%のロイヤリティレートが適用され、そこから印刷コストが差し引かれます。計算式は「ロイヤリティレート×希望小売価格-印刷コスト」です。
たとえば、Amazon KDP公式に掲載されている現行条件を使い、黒インク、標準判、200ページのペーパーバックを想定すると、印刷コストは「固定206円+200ページ×2円」で606円です。希望小売価格を1,500円とした場合の概算ロイヤリティは「1,500円×60%-606円」で294円になります。実際の金額はページ数、インク、用紙、判型、販売地域などで変わるため、出版時点の計算ツールで確認が必要です。
KDPペーパーバックは注文後に印刷されるため、販売用在庫を先に100冊、500冊と購入する必要はありません。ただし、商談やセミナーで手渡す著者用コピーは、必要部数を著者が注文し、保管、持ち運び、発送する必要があります。「在庫リスクがない」とは、販売見込みのない大量在庫を前払いで抱えなくてよいという意味であり、配布用の本まで無条件に無料になるという意味ではありません。
著作権・印税・制作費の関係
- 著作権:著者が保有します。契約時には権利の帰属と二次利用の条件を確認します。
- KDPから生じる印税:売価の100%ではなく、Amazon所定のロイヤリティ計算後に生じる金額です。
- 出版代行会社の制作費:編集、デザイン、データ制作、入稿支援などに対する費用であり、KDPの印税とは分けて確認します。
cortis出版は、10万円から、条件が整えば最短30日、プラットフォーム控除後の印税100%著者帰属で出版を支援しています。「印税100%著者帰属」とは売価の100%が受け取れるという意味ではありません。Amazonなどのプラットフォームが印刷コストや配信コスト等を控除した後の印税から、cortis出版が印税を徴収しないという意味です。
最短30日は、原稿が一定程度まとまっており、仕様と修正回数が明確な場合の目安です。すべての企画が30日で完成するわけではありません。品質を守るため、企画確認、編集、校正、表紙制作、EPUB・紙面制作、入稿前確認、KDP審査という工程を省略せず進めます。
費用回収は印税だけで計算しないことも重要です。仮に出版費用が15万円で、1件あたりの利益が15万円のサービスなら、書籍経由で1件成約すると制作費相当を回収できます。これは計算例であり、成約を保証する数字ではありません。実際には相談への移行率、成約率、サービス提供原価まで含めて判断します。
同時出版で失敗しないためのチェックリスト
電子書籍と紙書籍の同時出版を成功させるには、制作を始める前に出版後の使い道を決めておく必要があります。次の項目を確認してください。
- 出版目的:印税、信用獲得、営業、採用、講座集客のうち、最優先する目的が決まっているか
- 想定読者:「経営者」のような広い設定ではなく、業種、役職、課題、検討段階まで具体化できているか
- 読者の変化:読了後に何を理解し、何を実行できるようになる本なのか説明できるか
- 活用場面:検索、SNS、商談、セミナー、紹介、採用のどこで電子版と紙版を使うか決まっているか
- CTA:無料相談、診断、資料、講座など、読者に取ってほしい次の行動を一つに絞っているか
- 媒体別導線:電子書籍用URLと紙書籍用QRコードを分け、流入元を測定できるか
- 予算:初期制作費だけでなく、著者用コピー、広告、ランディングページなどの活用費も見込んでいるか
- スケジュール:編集、校正、デザイン、入稿確認、KDP審査に必要な時間を確保しているか
- 代行範囲:EPUB、紙面組版、表紙、入稿、販売設定、修正対応の担当者が明確か
- KPI:販売部数だけでなく、配布冊数、QR流入数、相談数、成約数を測る準備があるか
本が売れなかったら意味がない、という不安を持つ方もいるでしょう。しかし、高単価サービスを扱う著者にとっては、数千冊の販売より、課題の合う見込み客に20冊を届けるほうが事業成果につながる場合があります。大切なのは、販売部数の目標と営業資産としての目標を分けて設定することです。
企画段階や原稿未完成でも、ブログ、講演資料、メルマガ、研修資料などがあれば出版可能性を検討できます。最初から長い原稿を書き始める前に、誰へ何を届け、読了後にどこへ案内するかを整理するほうが、不要な書き直しを減らせます。
本を作る前に、出版後の使い道から設計しませんか。
cortis出版では、電子書籍と紙書籍のどちらが適しているか、同時出版する場合にどこまで工程を共通化できるかを、原稿や既存資料を確認しながら整理します。原稿未完成・企画段階でも相談可能です。既存資料だけでも構いません。オンラインで相談でき、強引な契約は行いません。
相談フォームでは、氏名、連絡先、出版目的、原稿状況をお知らせください。出版目的は「営業」「信用獲得」「採用」「講座・相談への集客」などから選べます。
専門知識・経験・既存コンテンツをもとに、Kindle出版、紙の本、書籍LP、SEO記事導線までまとめて設計します。原稿がない段階でも相談できます。
このテーマを、あなたの本や出版導線に変えたい方へ
cortis出版では、専門知識・経験・既存コンテンツをもとに、Kindle出版、紙の本、書籍LP、SEO記事導線までまとめて設計します。原稿がない段階でも相談できます。
