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  3. 安い出版代行業者に依頼する前の注意点|費用・権利・品質の確認法

安い出版代行業者に依頼する前の注意点|費用・権利・品質の確認法

2026 8/09
出版ノウハウ
2026年8月9日
cortis出版 編集部より
本記事は、出版・書籍づくり・著者ブランディングの導線として読めるよう、要点を整理してお届けします。

「5万円で出版できます」という広告だけを見て契約すると、完成までに19万円、30万円と費用が膨らむことがあります。

安い出版代行業者に依頼する前の注意点|費用・権利・品質の確認法 の編集ビジュアル
安い出版代行業者に依頼する前の注意点|費用・権利・品質の確認法 の編集ビジュアル

さらに注意したいのは、安く出版できても、読みにくい本文や信頼感のない表紙によって、専門家としての評価まで下げてしまうことです。

出版代行は最低価格ではなく、電子書籍と紙書籍が完成するまでの総額、著者が保有する権利、完成物の品質、出版後の活用方法で比較してください。

出版代行の費用は、依頼する工程によって10万円程度から100万円以上まで幅があります。価格差が大きいのは、企画、編集、校正、表紙制作、電子化、紙書籍化、出版登録、出版後の支援など、含まれる業務が会社ごとに異なるためです。基本的な仕組みから確認したい方は、出版代行とは?費用・選び方もあわせてご覧ください。

見積もりが適正か確認したい方へ

cortis出版の無料相談では、出版目的、原稿の状態、必要な工程を整理したうえで、概算費用を確認できます。出版するか決めていない段階や、原稿が未完成の段階でも相談可能です。他社から受け取った見積もりの比較にも対応しています。

料金と工程を無料で診断する

相談無料、契約義務なし、オンライン対応、秘密厳守です。相談しただけで見積もりや契約が確定することはありません。

安い出版代行を「表示価格」だけで選ぶと危険な理由

出版代行の表示価格には、「最低限のデータ変換だけ」「電子書籍のみ」「原稿が完全に整っている場合」などの条件が付いていることがあります。表紙制作や校正、紙書籍化を後から追加すれば、最初に見た価格より総額が高くなることも珍しくありません。

次は、費用の見え方を説明するための仮想比較です。実在する会社の料金や一般的な相場を示すものではありません。

  • A社:基本料金5万円+表紙制作3万円+校正5万円+紙書籍化4万円+追加修正2万円=総額19万円
  • B社:企画、校正、表紙、電子書籍化、紙書籍化を含む総額15万円

広告だけを見れば「A社5万円、B社15万円」でA社が10万円安く見えます。しかし、希望する完成状態まで条件をそろえると「A社19万円、B社15万円」となり、判断は逆転します。

確認すべきなのは基本料金ではなく、自分の原稿を希望する形で出版するために、最終的にいくら支払うのかです。見積もりを比較するときは、各社へ同じ条件を伝え、電子書籍と紙書籍の完成までに必要な工程を一つずつ照合しましょう。

著者自身の作業時間も費用に含めて考える必要があります。たとえば、原稿整理、校正、画像調整、KDP登録などを自力で行うために40時間かかり、自分の時間価値を1時間1万円と置くなら、時間コストは40万円です。

これは出版作業の相場ではなく、「40時間×1万円」という試算です。しかし、経営者や士業が本業を止めて作業する場合、代行料金を5万円削減するために、数十万円相当の時間を失う可能性があります。見積金額とともに、「自分が担当する工程」と「必要な作業時間」も比較してください。

格安プランで省かれやすい7つの工程

「出版代行一式」と書かれていても、次の7工程がすべて含まれるとは限りません。契約前に、誰がどこまで担当するのかを確認しましょう。

  • 企画:本の目的、想定読者、読後に取ってほしい行動、タイトルの方向性を決める工程です。企画がないと、内容が自分の経歴紹介に偏り、読者の悩みに答えない本になりやすくなります。
  • 構成:章立てと情報の順序を設計します。専門知識が豊富でも、前提説明より先に難しい結論を置けば、読者は途中で離脱します。
  • 編集:重複、論理の飛躍、説明不足、専門用語の多用を直します。「文章を書けること」と「初見の読者に伝わる構成を作れること」は別の能力です。
  • 校正:誤字脱字、表記揺れ、数字や固有名詞の不整合を確認します。単純な自動チェックだけなのか、人が通読するのかも確認が必要です。
  • 表紙制作:書名、著者名、配色、写真や図版を使って書影を作ります。テンプレートの利用自体が問題なのではなく、自分の分野や読者に合うよう調整されるかが重要です。
  • 電子書籍化:原稿をEPUBなどの形式へ変換し、目次、改ページ、画像、リンク、端末ごとの表示を確認します。単なるファイル変換だけでは、スマートフォンで読みにくい場合があります。
  • 紙書籍化:判型、ページサイズ、余白、ノド、裁ち落とし、背表紙、印刷用PDFなどを整えます。電子書籍の原稿をそのまま流用するだけでは、紙面の読みやすさを確保できません。

編集が不要だと考える著者もいますが、専門家本人には当然に見える説明ほど、初めて読む人には理解しにくいものです。第三者の編集者が「この言葉は一般読者に通じるか」「根拠と結論がつながっているか」を確認することで、著者の知識が読者へ届く形になります。

表紙も同様です。書影はAmazonの商品ページ、SNS投稿、講演資料、商談時のプロフィールなどで最初に見られます。内容が優れていても、文字が小さい、業種と印象が合わない、既製品らしさが強い表紙では、開いてもらう前に判断されかねません。

契約前に確認したい追加費用と納品物

追加費用のトラブルを防ぐには、「何に料金がかかるか」だけでなく、「何回、どの条件まで基本料金に含まれるか」を確認します。特に次の項目は、書面で回答を受け取ってください。

  • 修正費:著者校正は何回まで含まれるか。文字修正と構成変更で料金が変わるか。
  • 画像費:写真、イラスト、図解、素材サイトの利用料、画像加工費は含まれるか。
  • 表紙費:提案数と修正回数、電子書籍用と紙書籍用の両方が含まれるか。
  • 編集・校正費:誤字脱字の確認だけか、構成編集や事実確認まで行うか。
  • ISBN関連費:どのISBNを誰の名義で利用するのか。取得や登録に必要な費用が含まれるか。
  • 出版アカウント設定費:KDPアカウントの開設支援、税務情報や口座情報の設定、書籍登録が含まれるか。
  • 紙書籍化費:本文組版、背表紙、印刷用PDF、校正刷りの確認が含まれるか。
  • 増刷・著者購入費:紙の在庫を持つ方式か、注文ごとに印刷する方式か。著者が配布用に購入する際の単価と送料はいくらか。
  • 出版後の修正費:プロフィール、価格、説明文、本文を変更する場合の料金はいくらか。
  • データ納品費:Word原稿、EPUB、表紙画像、印刷用PDFなどを受け取れるか。納品後に自分で再利用できるか。

自分の出版者名でISBN出版者記号を新規取得する場合、日本図書コード管理センターの料金表では、1点用が11,000円+税、10点用が22,000円+税です。書籍JANコードはISBNとは別料金です。

ただし、「ISBN込み」と書かれていても、自分の出版者記号を取得する場合と、サービス側またはプラットフォームが用意するISBNを使用する場合では、出版者表示や管理方法が異なります。「ISBN番号が付くか」だけでなく、誰の出版者名で登録され、将来どこまで自分で管理できるのかまで確認してください。

納品物についても、「出版後はAmazonで販売されるからデータは不要」と考えないほうが安全です。別の販売先への展開、改訂版の制作、講座資料への二次利用、他社への制作依頼を考えたとき、編集可能な原稿や表紙データを保有しているかどうかで選択肢が変わります。

お手元の見積書を無料で比較できます

項目名だけではサービス範囲を判断できない場合があります。cortis出版の無料相談では、見積書に含まれる工程、不足している工程、想定される追加費用を整理できます。

他社の見積もりを無料で比較する

出版すべきか未定でも、原稿が未完成でも相談可能です。相談は契約を前提とするものではありません。

著作権・出版アカウント・印税で後悔しない確認事項

制作費が安くても、著作権や出版アカウントを代行会社が管理し続ける契約では、出版後の自由度が下がります。契約書では、少なくとも著作権譲渡、独占利用、改変、二次利用、契約期間、更新、解除条件を確認してください。

  • 著作権:著者に残るのか、代行会社へ譲渡するのか。
  • 出版権・利用許諾:代行会社だけが出版できる独占契約か、著者が他の媒体でも利用できるか。
  • 改変権限:出版後に著者自身が加筆、改訂、翻訳、音声化できるか。
  • 出版アカウント:KDPアカウントは著者名義か。ログイン情報、売上レポート、税務情報を著者が管理できるか。
  • 契約終了後:販売を継続できるか。データ返却、販売停止、アカウント移管に費用がかかるか。

口頭で「権利は著者のものです」と説明されても、契約書に著作権譲渡や独占利用の条項があれば、書面の内容が重要になります。契約条件に不明点がある場合は専門家へ確認してください。文化庁も、条件を入力して契約書作成を支援する著作権契約書作成支援システムを提供しています。

「印税100%著者帰属」という表現にも注意が必要です。これは通常、書籍の売価が100%著者へ入るという意味ではありません。Amazonなどのプラットフォームが計算して支払うロイヤリティから、出版代行会社が手数料を差し引かないという意味です。

Amazon KDPの日本向け価格設定では、電子書籍のロイヤリティオプションは35%または70%です。紙書籍は価格条件により50%または60%で、さらに印刷コストが差し引かれます。適用条件や計算基準があるため、単純に「売価×70%」が常に受取額になるわけではありません。

契約前には、「Amazonから支払われるロイヤリティの全額が著者へ入るか」「代行会社の継続手数料や振込手数料があるか」「売上レポートを著者自身が確認できるか」を分けて質問しましょう。

経営者・士業・専門家が安さ以上に見るべき品質

経営者、士業、コンサルタント、医療・教育分野などの専門家にとって、本は販売収益だけを得る商品ではありません。初対面の相手に専門性や考え方を伝える信用資産であり、営業資料でもあります。

出版後の活用先には、見込み客への配布、問い合わせ獲得、商談前の事前送付、セミナーや講演、採用候補者への企業理解、既存顧客への情報提供などがあります。出版できた時点をゴールにせず、「誰に、どの場面で渡し、次にどの行動を取ってもらうか」から逆算して企画する必要があります。

たとえば営業で使う本なら、専門知識を網羅するだけでなく、顧客が抱える問題、放置するリスク、解決の考え方、相談前に準備すべきことまで順序立てて説明したほうが活用しやすくなります。採用に使うなら、代表者の経歴だけでなく、事業の目的、判断基準、仕事の進め方、求める人物像が伝わる構成が必要です。

安いプランによって構成編集が省かれると、情報量は多くても目的を果たさない本になる可能性があります。誤字、根拠のない断定、読みにくいレイアウト、用途と合わない表紙が残れば、制作費の差額以上の機会損失につながりかねません。

ただし、出版による問い合わせ数や商談数を事前に保証することはできません。効果を検証したい場合は、出版後に次の数値を記録しましょう。

  • 書籍経由の問い合わせ数
  • 問い合わせから商談へ進んだ件数
  • 講演や取材の依頼数
  • 採用応募者への配布数と応募後の反応
  • 著者が制作に使った作業時間
  • 完成までの日数と修正回数

これらを記録すれば、単なる販売部数だけではなく、本が事業活動にどの程度貢献したかを振り返れます。制作会社を選ぶ際も、売上の保証を求めるのではなく、出版目的に合う企画と活用方法を提案できるかを見てください。

信頼できる出版代行業者を見分ける10項目

候補となる業者について、次の10項目をYes、No、不明で確認してください。見積書だけで判断せず、契約書、納品物、管理権限まで同じ一覧で比べることが重要です。

  • 1.総額:電子書籍と紙書籍の完成までに必要な総額が示されている。
  • 2.工程:企画、構成、編集、校正、表紙、電子化、紙書籍化の担当範囲が明確である。
  • 3.修正:基本料金に含まれる修正回数と、追加料金の発生条件が書かれている。
  • 4.品質確認:誰が編集・校正し、著者がどの段階で確認するか説明されている。
  • 5.納品物:Word、EPUB、表紙画像、印刷用PDFなど、受け取れるデータが明記されている。
  • 6.著作権:著作権の帰属、利用許諾、改変、二次利用の条件が契約書に書かれている。
  • 7.アカウント:著者が出版アカウント、売上レポート、登録情報を管理できる。
  • 8.ロイヤリティ:プラットフォームのロイヤリティ率と、代行会社の取り分が分けて説明されている。
  • 9.解約条件:契約期間、解除方法、返金条件、販売停止やデータ移管の扱いが明確である。
  • 10.出版後:価格変更、本文修正、販促、問い合わせ対応の範囲と料金が明確である。

「不明」が3項目以上ある場合は、契約前に回答を書面でもらいましょう。質問への回答が曖昧なまま契約を急がせる、契約書を事前に見せない、著者名義のアカウントを認めない場合は、価格が安くても慎重に判断すべきです。

電子書籍に絞って複数社を比較したい方は、KDP出版代行おすすめ比較も参考にしてください。

チェック結果を自分だけで判断しにくい場合は、見積書を見ながら必要工程を整理できます。

契約前の不明点を無料で整理する

費用を抑えながら電子書籍と紙書籍を出版する方法

費用を抑えるには、単純に工程を削るのではなく、著者が担当できる部分と、品質に直結するため専門家へ任せる部分を分けます。

  • 著者が準備しやすいもの:経歴、過去の記事、講演資料、音声メモ、顧客からよく受ける質問、事例の素材。
  • 専門家へ任せる効果が大きいもの:読者設定、章立て、構成編集、第三者校正、表紙、EPUB調整、紙面設計、出版登録。
  • 契約前に決めるもの:電子書籍と紙書籍の要否、希望時期、修正回数、納品データ、出版後の利用方法。

完成原稿をゼロから書こうとすると、著者の負担が増えます。既存の資料や音声を先に集め、編集者が不足部分を質問する進め方なら、著者の作業時間を抑えながら専門性を反映できます。

一方で、短納期だけを優先するのは危険です。標準的には、目的確認、企画・構成、原稿整理、編集、著者確認、校正、表紙・本文制作、電子書籍と紙書籍の表示確認、出版登録という順序で進みます。各段階で著者の確認が遅れたり、大幅な構成変更が発生したりすれば、完成時期も変わります。

cortis出版は、10万円〜のプラン、最短30日での出版、電子書籍と紙書籍の制作に対応しています。ただし、料金と期間は原稿の状態、文字量、依頼工程、修正回数などによって異なります。最短30日はすべての案件に一律で約束される日数ではなく、必要な確認を行ったうえで提示される目安です。

  • 対象:電子書籍と紙書籍に対応
  • 料金:10万円〜。原稿の状態と必要工程を確認して個別に提示
  • 期間:最短30日。原稿量、修正内容、著者確認の進行により変動
  • 対応範囲:目的や原稿状況に応じて、企画、構成、編集、制作、出版手続きを整理
  • ロイヤリティ:プラットフォームから支払われるロイヤリティは全額著者帰属。cortis出版がそこから取り分を差し引かない
  • 相談:出版前の工程整理、概算費用、他社見積もりの比較に対応

ここでいう「印税100%著者帰属」は売価の100%ではありません。Amazonが所定のロイヤリティ率や印刷コストなどを反映して支払う金額を、cortis出版が差し引かず、著者に帰属させるという意味です。

出版代行を選ぶときは、「5万円か15万円か」だけで判断しないでください。必要工程を追加した後の総支払額、著者が費やす時間、権利とアカウントの管理者、受け取れる制作データ、出版後の活用方法まで条件をそろえることで、本当に費用対効果の高い選択ができます。

安さだけで契約する前に、出版までの総額を確認しませんか

無料相談では、氏名、メールアドレス、出版目的、原稿の有無、希望時期をもとに、必要な工程と概算費用を整理します。出版するか決めていない方、原稿が未完成の方、他社の見積もりを比較したい方も相談可能です。

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相談無料、契約義務なし、オンライン対応、秘密厳守です。

このテーマを、あなたの本や出版導線に変えたい方へ

専門知識・経験・既存コンテンツをもとに、Kindle出版、紙の本、書籍LP、SEO記事導線までまとめて設計します。原稿がない段階でも相談できます。

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