
【緊急解説】KDP作家必見!2025年6月からの印税率変更、あなたの収益はどう変わる?
あなたのKDP本の印税、減ってしまうかも? 2025年6月10日から、KDPプリント本の印税率と印刷費が変更されます。特に低価格帯の書籍を出版している方は要注意。この記事では、変更のポイントと、今すぐやるべき対策を分かりやすく解説します。
30秒でわかる!変更点のまとめ
今回の変更で、特に重要なポイントは以下の通りです。
- 発効日:2025年6月10日(UTC)から
- 対象:プリント本(ペーパーバック/ハードカバー)のうち、低価格帯の書籍
- 変更:対象書籍の印税率が60% → 50%に引き下げ
- 日本のしきい値:販売価格 999円以下の書籍が対象(1,000円以上は60%維持)
- 朗報:一部マーケットでカラー印刷費が引き下げに
公式発表から読み解く変更の核心
Amazon公式FAQによると、今回の変更は「低価格帯のタイトルを継続的に提供可能にするため」の再設計とされています。つまり、原材料や物流コストの上昇を背景に、ビジネスモデルの見直しが行われた形です。
注意すべき2つのポイント
- 最小リスト価格の上昇:印税率が50%になると、著者が出版のために最低限設定すべき価格(最小リスト価格)が、これまでより高くなる可能性があります。価格設定の見直しが必須です。
- 対象外の書籍:今回の変更はプリント本限定です。電子書籍(Kindle)の印税率や、拡張配信(印税率40%)には影響ありません。
で、結局どうなる?収益への影響と対策
実務上、最も影響があるのは999円付近の価格で本を販売している著者です。選択肢は2つ。
- 対策① 価格を1,000円以上に引き上げ、印税率60%を維持する。
- 対策② 価格を据え置き、印税率50%を受け入れる。
どちらが最適かは、本のジャンルや読者層によって異なります。販売数と利益率のバランスを見極め、マーケットごとに価格を最適化することが重要になります。
今すぐ確認!あなたのToDoリスト
- 出版担当者:全タイトルの価格を棚卸し。特に日本市場では1,000円を基準に見直しを。
- 経理担当者:収益シミュレーションを更新。50%と60%の両パターンで計画を。
- 編集・デザイナー:カラー印刷費の減額を考慮し、ビジュアル重視の書籍でカラー採用を再検討。
- 全員:公式のロイヤリティ計算ツールをブックマークし、価格改定の影響を確認する癖をつける。
出版・KDPの運用を強化しませんか?
価格最適化・利益設計のチェックリストと最新記事をまとめてお届けします。
コメント