2025年9月|MEO:GBPチャット(SMS/WhatsApp)がSearch/Maps対応 出典:blog.google Googleビジネスプロフィール(GBP)の「チャット」は、外部のSMSまたはWhatsAppを設定し、Google検索・Googleマップのプロフィールから問い合わせを受ける設計に移行しています。2024-07-31にGBM(Google Business Messages)が終了した経緯を踏まえた後継手段で、提供地域は段階的です。本稿では公式情報に基づき、仕様の要点と運用上のポイントを整理します。
公開日:2025-08-05(JST) 最終更新:2025-09-03 カテゴリ:MEO 最新ニュース
ニュース概要 Googleは、GBPの「チャット」導線からSMS(テキスト) またはWhatsApp で事業者と連絡できる仕組みを示しています。ユーザーはSearch/Mapsのビジネスプロフィールからメッセージを開始し、実際のやり取りはGoogle外部のメッセージ基盤上で行われます。提供は選択地域 で、国により表示・設定の可否が異なります。
導線:Google Search/Google Maps のプロフィールに「チャット」ボタン 手段:SMSまたはWhatsApp(両方設定時はSMSが優先表示) 背景:GBMは2024-07-31に終了(履歴DL期限は2024-08-30) 地域:世界提供を基本に一部地域は除外(日本など) 公式発表の要点 公式ヘルプでは、GBPのチャット手段として「WhatsApp または テキストメッセージ」 を設定でき、「選択地域で提供」 であること、さらに両手段を設定した場合はSMSが表示される ことが明記されています。また、GBPのチャット/通話履歴機能の終了日が2024-07-31 、履歴ダウンロード期限が2024-08-30 であった旨が別文書で案内されています。
変更点/影響範囲 Google内完結のチャット停止: 旧GBMとGBPの履歴機能は終了(2024-07-31)。外部チャネル設計: SMS/WhatsAppでの運用へ移行。自動応答・テンプレは各アプリ機能を活用。Search/Maps導線: プロフィールの「チャット」から外部アプリに遷移。地域提供: 世界展開だが、JP/KR/TW/CN/TH/VN/PH は除外と告知(2025-02-04時点)。よくある誤解 「GBMが復活」ではありません。 復活ではなく、外部(SMS/WhatsApp) に委ねる新設計です。「Google内で会話が完結」しません。 実際のやり取りはSMS/WhatsApp側で行われます。「日本も即利用可」ではありません。 除外地域が明示され、国ごとに状況が異なります。影響と背景(業界・SEO/UX) 「普段使うメッセージ基盤」で問い合わせできることは、問合せ一次対応(空き状況・価格・アクセス案内等)の効率化に寄与します。一方で、返信SLA(例:営業時間中15分以内) や営業時間外の応答、個人情報の扱いが不十分だとUX低下と低評価につながります。検索/マップ導線の中で電話・経路・ウェブサイト とバランスさせ、UTM/イベント計測 を整備したうえで、担当/FAQテンプレ/折返し基準 を事前定義することが重要です。
実務ポイント(誰が/いつまでに/何を) 店舗責任者|2025-09-10: 自国の提供可否を確認し、SMSかWhatsAppか を決定(顧客層・CRM連携を考慮)。CS担当|2025-09-13: 営業時間外メッセージと一次回答テンプレ(価格・予約・アクセス・駐車)を用意。返信SLA を明文化。情報管理|2025-09-13: 同意取得・保管期限・転送制限など個人情報の取扱基準 を整備。WhatsApp Businessのプロフィール/クイック返信を設定。オーナー|2025-09-20: Search/Mapsの見え方を実機確認し、電話・経路・ウェブサイト ボタンとの導線最適化を実施。マーケ|2025-09-30: UTM設計 (例:utm_medium=whatsapp
/utm_medium=sms
)と問い合わせ→予約→成約の計測フローを更新。
関連記事と次のアクション Powered by REST API GBPの導線最適化・計測設計 のご相談を承ります。WhatsApp/SMSの運用設計、SLA、FAQテンプレ、UTMまで一式を支援します。
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