Instagram、リポスト・Friendsタブ・マップを正式発表

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Metaは2025-08-06、Instagramにおける新機能として「リポスト」「ReelsのFriendsタブ」「Instagramマップ」を公表しました。Friendsタブはグローバルで展開、マップは米国から順次ロールアウト。友人由来の発見導線が増えることで、二次拡散と来店・イベントなどロケーション文脈の活用余地が広がります。本稿では一次情報を基に、仕様の要点と運用面の着眼点を解説します。
公開日:2025-08-06
最終更新:2025-09-03
カテゴリ:SNS 最新ニュース
ニュース概要
今回の発表は、友人との接続を強化する3つの機能が中心です。運用者にとっては「友人の関与」をきっかけとした発見経路が増え、クリエイターにとってはフォロー外への自然到達の可能性が広がります。プライバシー面では、位置共有がオプトイン(任意)で詳細に制御できる設計が示されました。
- リポスト:公開Reels/フィード投稿を再共有し、プロフィールの専用タブに蓄積。
- Friendsタブ:友人が「作成/いいね/リポスト/コメント」した公開Reelsや、Blendのおすすめを横断表示。
- Instagramマップ:任意の友人に最後にアクティブだった位置を共有。位置タグ付きコンテンツの探索も可能。
- 提供範囲:Friendsタブはグローバル、マップは米国から段階的に拡大。
公式発表の要点
変更点 / 影響範囲
- リポストは元投稿者へのクレジット付与が前提。短いメモを添えて共有でき、友人・フォロワーのフィードに推薦される可能性。
- プロフィールに「リポスト」タブが追加され、後から再訪・整理が容易に。
- Friendsタブには表示制御(自分の「いいね/コメント」の非表示、特定ユーザーのアクティビティ気泡のミュート)が用意。
- 位置共有はオプトインで、共有相手/場所ごとに細かなON/OFF制御が可能。保護者監督下の未成年には通知や管理機能を提供。
期日・地域
- 公表日:2025-08-06(Meta Newsroom)。
- Friendsタブ:グローバル展開(発表時点)。
- Instagramマップ:米国で提供開始、以後グローバルへ順次拡大。
よくある誤解
- 「位置は自動で常時共有される」:既定は共有オフ。アプリを開いたときなどに更新され、いつでも停止可能。
- 「非公開アカウントの投稿もリポストできる」:対象は公開投稿のみ。非公開は対象外。
- 「Friendsタブで必ず自分の足跡が見える」:自分の「いいね/コメント」は非表示設定が可能。
影響と背景(業界・ユーザー・SEO/UX)
友人由来の推薦面が強化されることで、フォロー関係に依存しない到達が広がります。ブランドや店舗運用では、友人が語りやすいフック(短い問い、比較、小テスト、メモを添えたリポスト誘導)を意識したクリエイティブが必要です。UGC(ユーザー生成コンテンツ)を促進する企画と併せ、位置タグ活用や来店導線の設計を見直す好機と言えます。
SEO/UXの観点では、リールの二次拡散データを「発見経路」として扱い、サイト側の受け皿(プロフィールリンク、LP、来店予約動線)の最適化が重要です。特に地域ビジネスでは、マップ×ストーリーズの連携により「近接ユーザー」への接触機会が増し、MEO文脈での波及効果も見込めます。
実務ポイント(誰が/いつまでに/何を)
- SNS担当|今週中: リール投稿にリポスト前提の「引用用サマリ」を追記し、保存率・リポスト率・リポスト由来到達を計測。
- ブランド担当|今月中: Friendsタブ流入を想定し、各本編に「友人が語りやすい一言」を1つ以上実装。CTAはプロフィールへ集約。
- 店舗/イベント担当|対象国で: マップ運用ルール(営業時間内の発信、近接オファー)を整備。位置タグ付きストーリーズの比率をKPI化。
- 法務/PR|来週まで: 位置情報共有の社内ガイド(同意、停止手順、未成年監督)とFAQを整備。
- 分析担当|継続: ダッシュボードに「リポスト由来」指標を追加し、クリエイターコラボの評価基準へ統合。
出典
- 一次情報(Meta Newsroom):New Instagram Features to Help You Connect
- ヘルプ:Instagramヘルプセンター(位置情報共有)
- 参考:Instagram公式ポスト(例):ポスト① / ポスト②
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